年末の紅白歌合戦ですが、2022年の出演者が発表されました。
その中で、8回目の紅白出演となる三山ひろし(みやまひろし)さんですが、代名詞にもなってきている「けん玉」について「けん玉はいらない」という意見も多く見られます。
今回は、そんな三山ひろしさんの紅白での「けん玉チャレンジ」に関して
- いらないという意見はなぜ多い?
- ギネス記録を達成したのに続ける理由
に関して記載していきます!
けん玉チャレンジはいらない?
紅白のけん玉チャレンジがいらないという声がSNS上で多いです。
けん玉に気を取られて三山ひろしさんの歌に集中できない、という理由から「けん玉がいらない」という意見となっている方が多くいました。
また、ギネス記録に挑戦しているという構成のため失敗した人に責任が集中するように見えるために、「失敗した人が気の毒」という事から、いらないという意見の方も多い印象です。
けん玉チャレンジが始まった理由
三山ひろしさんは2013年頃から、けん玉をコンサートでも披露し「日本けん玉協会会員」となり、けん玉検定の二段を取ります。その後2015年には三段を取得しています。
三山さんは、歌手としての人気も高まる中で「けん玉演歌歌手」という形でも認知されていました。
さらに、2016年はけん玉の教則本を出版するなどし、日本けん玉協会から「けん玉大使」に任命されています。
そして、2017年にはけん玉検定4段を取得。
こういった、けん玉にかかわりにちなんで2017年紅白歌合戦から「けん玉チャレンジ」が行われました。
ギネス記録達成しても続ける理由は?
けん玉チャレンジは、ギネス記録に挑戦という命題の元おこなわれています。
ギネスの挑戦記録名は「Longest line of people catching a kendama ball consecutively」で、連続してけん玉の皿に球を乗せる人数の挑戦です。
2017年は失敗に終わりましたが、2018年には三山さん含む全員が成功しギネス記録の更新となりました。
2017年の時点で、目標であった「全員の成功」そしてギネス記録の更新がかなった訳ですが、なぜ紅白での三山さんの「けん玉チャレンジ」は続けられているのでしょうか?
これは、けん玉をする方にとっては、この紅白けん玉チャレンジに出場することが一つの目標であったり、けん玉を広めるという活動として大きなイベントになっているから、といえるようです。
そもそも、紅白けん玉チャレンジの一般参加者はすべてボランティアであり、年末の本番を含む3日間の宿泊費、交通費、飲食費すべて自腹という事ですので、一般参加をする方はそれを覚悟しても参加したい!という気持ちで挑んでいます。
2017年の一般参加者は121人、2018年は140名(出場者枠は121名)と参加されています。
紅白歌合戦という注目度の非常に高い大舞台でけん玉を挑むというのは、けん玉をする人にとってはとても大きなモチベーションになり、また、けん玉の知名度を上げるまたとない機会のようです。
三山さんは、歌手として知名度を上げるきっかけともなっている「けん玉」に強い気持ちを持っていると思いますので、今後も三山さんが紅白でこの「けん玉チャレンジ」を大切にされるのは間違いなさそうです。
失敗した人への注目
けん玉チャレンジには、けん玉の達人たちも一般参加で多く参加しています。10人目までは失敗しても再チャレンジできるそうですが、それ以降はまさに一発勝負であるので重圧は物凄いと想像できます。
2017年に、けん玉チャレンジに失敗した14番目の方は失敗への責任感、さらに直後は心無いバッシングなどもあり、1週間家から出ることも、けん玉に触れることもできなかったそうです。
しかし、2018年のチャレンジに再び挑み、結果全員の成功という結果を出しました。
14番の方は各所で開催されたけん玉イベントにゲストとして出演、週刊誌での対談企画が実現など、まさにけん玉チャレンジがもたらしたヒーローとして扱われました。
2019年に失敗した86番の方も、三山ひろしさんと共に『ダウンタウンなう』に出演されリベンジしたいと語っています。
失敗というネガティブな状況から、大きなモチベーションに変えるというのは物凄く大変だと思いますが、こういった努力が注目されるきっかけにもなっているのかもしれません。
まとめ
三山ひろしさんの、紅白でのけん玉チャレンジは2017年からはじまり、2021年で5回行われました。
そのうち、全員のけん玉が成功したのは2018年、そして2020年にはギネス記録の125人が成功しています。さらに翌年2021年のチャレンジでは216人のけん玉連続成功が達成され、ギネス記録の更新が行われました。
参加される方にとっては非常に意味のある紅白のけん玉チャレンジですが、視聴者からは「歌に集中できない…」という意見が多いのも事実です。
今後、紅白で「けん玉チャレンジ」が続くのかは分かりませんが、三山ひろしさん=けん玉チャレンジというイメージは、視聴者の多くに印象づいていると思いますので、「ギネス記録のけん玉チャレンジ」のみを特集する番組などがあるかもしれませんね。
それではここまでご覧いただきありがとうございました。